1919年に古河財閥の古河虎之助男爵の邸宅として整えられました。現在は国有財産であり、東京都が無償で借り受け一般公開しています。国指定の名勝です。(名勝:日本における文化財の種類のひとつ)
【洋館と洋風庭園の設計者】英国人ジョサイア・コンドル博士

洋館と洋風庭園の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル博士(1852~1920)です。 博士は、東京大学工学部の建築学教授として来日されました。創成期の日本人建築家を育成し、明治以後の日本建築界の基礎を築いています。しかし、関東大震災や東京大空襲により多くが大破や消失してしまいました。現存している建築物の中の ニコライ堂・岩崎久弥茅町本邸・旧諸戸清六邸は、重要文化財となっています。今回伺った旧古河庭園は、名勝で、博士の晩年の作です。
日本人女性を妻として、河鍋暁斎に師事して日本画を学び、日本舞踊、華道、落語といった日本文化の知識も深かったそうです。
以前に、三菱一号館美術館の「画鬼暁斎―Kyosai 幕末明治のスター絵師暁斎と弟子コンドル」展を観に行ったのですが、コンドルさんはとてもじょうずで、素敵な日本画を描かれていたのが記憶にあります!

バラ満開!ゆっくり見るなら開園直後!
91種類ものバラが咲きそろった旧古河庭園!ちょうど満開時期に行けてラッキーでした。
開園直後の9時過ぎに、公園着。園内は、人もまばら。落ち着いてバラの香りもバラの撮影も楽しむことが出来ました。洋館の周りもバラがいっぱい!洋館下には、西洋庭園もあって、もっともっとバラがいっぱいに広がります。
10時ごろには、上の庭園に人が多くなってきて、私たちが園を出ようと思った11時ごろには、チケット売り場に並ぶ人の大行列が園の外まで出来ていました。

ジョサイア・コンドル設計で、左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段・水盤など、立体的なイタリア露壇式庭園の技法を合わせバラと洋館とを調和させるデザインです。
たくさんのバラがいい香りと共に、たくさん咲いていました。バラの名前はたくさんあって、名前と花の形や色を見比べるのもとても楽しいです。どれも、とっても綺麗に咲いていました。たいせつにお手入れされているんですね。



洋館&西洋庭園だけでなく日本庭園もあるんです!

旧古河庭園では、西洋庭園からもっと下ると、なんと日本庭園が広がります。この日本庭園は、小川治兵衛(近代日本庭園の先駆者とされる作庭家・庭師)通称 植冶(屋号) の作庭したもので、心字池を中心に枯滝・大滝・中島を配しています。
植冶が、もっとも力を入れたという全長20mにもなる大滝もあります。 自然の景観と躍動的な水の流れをくみこんだ自然主義的な近代日本庭園を数多く手がけました。
植冶の代表的な作庭には、
平安神宮、円山公園、京都博物館前庭、京都御苑と京都御所、桂離宮、二条城、清水寺、南禅寺、妙心寺、法然院、青蓮院、仁和寺等・・・他にも有名な場所がいっぱい!
バラの季節には『春のバラフェスティバル』
毎年、春バラの見頃の時期に合わせて「春のバラフェスティバル」が開催されます。音楽会や、臨時売店では、バラの小物・バラのスウィーツなど、いろいろ楽しみがいっぱいです。
私は、バラのジェラートをいただきました。5月は、お天気のいい日は、ほどほど暑くなるので、ジェラートが最高にうれしかったです。ローズの香りはほんのりと香るだけなので、ローズのデザートにしては、とても食べやすいと思います!ジェラートの中のミルクがとても良い味と思いますw(←けっこうアイスクリームマニア(笑))
庭園ガイドボランティアの方が、日本庭園を案内してくださる時間もあります。平日は1回、土日は2回のようです。お時間は、HPでご確認くださいね!

【旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)】
入園料:一般 150円 65歳以上 70円
所在地:東京都北区西ヶ原一丁目

