【万博記念公園】新生『太陽の塔』の中に入ってみよう!

大阪府

太陽の塔で有名な【万博記念公園】。
有名だけど、『太陽の塔』は、大きな彫刻と思ってて中に入れるなんて?と驚き、さっそく内部の見学に大阪へ!

【万博記念公園】とは?

 1970年に開催された 日本万国博覧会(大阪万博)の跡地を整備した公園です。
太陽の塔を中心に、さまざまな樹木や草花が植えられ、緑いっぱいの公園となっています。中には、博物館や日本庭園なんかもあって、もりだくさんの公園です。お花をゆっくり見ていたら、一日ですべては回りきれませんでした。

↓こんなに広いのです。

『太陽の塔』に入るには?

『太陽の塔』に入るには、”公式サイト”から入館予約が必要です。前日までの完全予約制となっています。当日行きたくなっても入れません。
 太陽の塔は11階建てくらいの高さだそうです。ふつうの入館と、エレベーター利用と、どちらか選べるのですが、ガイドの方が各階で説明をしてくださるので、体力的にはそこまでハードではないと思います。できるだけエレベーター利用はナシでのほうが、塔の中もゆっくり見られてオススメかと思います。

『太陽の塔』に入る前に・・・

 『太陽の塔』の予約時間の、ぜひ1時間以上前には公園に着いておきましょう!まずは、入園券を買って、入口入ってすぐ右側のコインロッカーに荷物を預けます。(いちばん小さいのは¥100でした♪駅で預けるよりよいかと思います◎)
 そのあと、園内をぐるりと遠回りに回って植物やお花を堪能しつつ、太陽の塔の裏側へ。太陽の塔の裏側の顔を味わってから、太陽の塔のふもとへ。
 『太陽の塔』を一周して、じっくり観察してみてください。なんともいえない、圧力というか、エネルギーと言うか・・・『太陽の塔』さんの顔を見上げていると、不思議な気持ちになります。ぜひ味わってみてください(^o^)

『太陽の塔』は、高さ70m、基底部直径20m、腕の長さ25m。その形は、日本にも世界のどこにも例の無い不思議な風貌とのこと。作者本人(岡本太郎さん)が、何も語っていないので、よく分からないままだそうです。

『太陽の塔』の3つの顔と第4の顔

『太陽の塔』の3つの顔の意味はハッキリしています。
 お腹部分:<太陽の顔>現在
 頂点部分:<金色の顔>未来
 背面部分:<黒い太陽>過去
 第四の顔:< 地底の太陽 > ・・・?
大阪万博テーマ館(太陽の塔のパビリオン)が、「過去」→「未来」→「現在」を巡る構成であったそう。そして、作者である岡本太郎さんが「人間の体・精神のうちには、いつでも人類の過去、現在、未来が一体になって輪廻している」と考えていたということです。
 なかなか、難しい・・・。すごく大事な意味のこめてある作品ということですね・・・。
 そして、 地下展示空間にあった、高さ3m全長11mもあった巨大な< 地底の太陽 >は、博覧会撤去作業から50年近く経った今でも行方が分らない状態だそう。(博覧会終了後は、地下の展示空間は埋められたそうです)

 充分外側を味わえたら、受付へ!受付時間は、予約時間ぴったりじゃなくても、大丈夫みたいです。私は10分前に受付に行ったら、空いていたようで、すぐ入れてもらえました。混雑次第で前後するようです。

『太陽の塔』を登ろう!

(太陽の塔パンフレットより)

 太陽の塔は、万博当時は地下展示と空中展示を繋ぐ、エスカレーターの縦通路として構想されました。来館者は、地価展示をみたあと、4基のエスカレーターを使って2階回廊まで上がり、5基目のエスカレーターで、大屋根の内部に進みました。
 現在は、2018年に完了した耐震工事によって、腕から下のコンクリートは20cm厚くなり、エスカレーターだった部分が、塔の軽量化のため階段に置き換えられています。
 現在の見学コースでは、1フロアずつ、階段を使って登っていきます。各階で、ガイドの方々が、展示の説明や当時の様子など、お話してくれます。質問も、何でも答えてくれます。

『太陽の塔』内部<生命の樹>

(太陽の塔パンフレットより)

 上の写真は、太陽の塔の計画段階で作成された「塔内演出スコア」だそうです。照明・音楽・生物の動きなどを一体化した総合演出の考え方を検討しているスコアです。
 塔内の見学時も、その当時の演出音楽を聴きながら、内部を見学することが出来ます。2018年に再生した内部は、当時の電球からLEDに置き換えられたため、当時よりは、光は明るく、展示が見易くなっているそうです。

 当時、パビリオンの制作に岡本太郎さんが抜擢されたのは、万博まで期間が充分には無かったそう。それなのに、歴史に残る作品を残して・・・すごいです。こんなにも大きなものの中に、こんなに繊細なアートも精神も表現されていて、岡本太郎さんも、それを支えた技術者の方々も、大変だったろうなぁと、すごい人たちが揃って作り上げたものなのだろうなぁ…と、感じました。
 だから、『太陽の塔』のまわりを歩いたときに、すごいエネルギーを感じたのかもしれないです!
 せひ、足をお運びください!

万博記念公園
【入館料】大人:700円 小中学生:300円
【場所】 大阪府吹田市千里万博公園

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