メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 @国立新美術館
1870年に創立されたアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館。
先史時代から現代まで、5000年以上にわたる世界各地の文化遺産を包括的に所蔵。
「 メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」
会期:2022年2月9日(水)~ 2022年5月30日(月)
休館日:毎週火曜日
場所:国立新美術館(東京・六本木)
メトロポリタン美術館のヨーロッパ絵画部門のコレクション
ヨーロッパ絵画部門のコレクションは、メトロポリタン美術館の創立から1年後の1871年、ヨーロッパの画商から購入した174点の絵画から始まる。
以来、寄贈・遺贈と購入により拡充が続けられ、現在は、13世紀から20世紀初頭まで、2500点以上に及ぶヨーロッパ各国の絵画を所蔵している。
ルネサンス文化における絵画の変化
ルネサンス文化とは、
イタリアのフィレンツェで15世紀初頭に花開き、16世紀にかけてヨーロッパ各地で隆盛した文化。
それまでのカトリック思想【神と信仰を中心とした中世の世界観】に対し、
先立つ古代ギリシア・ローマの現実主義【人間中心の文化】
人間らしい生き方を追求するヒューマニズム(人文主義)を目指したもの。
中世では、平面的に超然とした姿で、神性が強調される表現だったが
ルネサンス絵画では、立体的に人間らしく描写され、
人物を取り巻く空間も、遠近法を用いて奥行きが表現されていく。
絶対主義と啓蒙主義の時代
カトリック圏のイタリア、スペイン、フランドルでは、信仰心を高揚させる宗教画が制作され、
また、
スペイン国王フェリペ4世の宮廷では、王侯貴族の壮麗な肖像画が盛んに描かれた。
プロテスタントを公認宗教としたオランダでは、
自国の豊かな自然を描いた風景画、花や事物を主題とする静物画、市民や農民の日常生活に題材を得た風俗画が、それぞれ独立したジャンルとして発展。
革命と人々のための芸術
19世紀はヨーロッパ全土に近代化の波が押し寄せた激動の時代。
社会の急速な変化を受け、美術にも新たな潮流が次々と現れる。
普遍的な理想美を追求するアカデミズム
→幻想的な風景や物語場面を描くロマン主義
→理想化せずありのままに描くレアリスム(写実主義)
レアリスムは、パリの都市生活の諸相を描いたマネやドガへ、
印象はと言われるモネやルノワールの絵画に受け継がれてゆく。
その後、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホなど、
ポスト印象派と総称される画家たちが躍進する。