鈴木其一『夏秋渓流図屏風』@根津美術館 へ

東京都

鈴木其一『夏秋渓流図屏風』@根津美術館 へ

重要文化財指定記念特別展  鈴木其一『夏秋渓流図屏風』
会期:2021.11.3-12.19
会場:根津美術館(表参道駅 徒歩)

2020年『夏秋渓流図屏風』 が、重要文化財に指定。
鈴木其一の作品としては初めての作品。

本展では、本作品誕生の流れや影響を受けたと思われる作品が展示とともに
検証と考察を拝見できます。

数多くの作品の流れが伺える 『夏秋渓流図屏風』

其一の『夏秋渓流図屏風』 に影響と与えたと思われる屏風が一度に拝見可能。
すごい機会…!

特に、円山応挙『保津川図屏風』(重文)の迫力が半端ない。
流れの力強さと、なめらかな水の表現、屏風からのエネルギーがスゴすぎる…。
生涯最後の作品が、こんなに力強いなんて…!!
ずっと観ていたくなる屏風でした。

『保津川図屏風』 …円山応挙(1733~95)が、没する年に描いた生涯最後の大画面作品。奔流が一双屏風の左右と奥から中央に向けて流れくる構成が、「夏秋渓流図屏風」と共通。応挙は、近世の日本の画家のなかでも際立って「写生」を重視した。

そして、其一さんの旅日記と写生・模写も展示されていました。
中部や関西の観光名所を巡っていたり、
大徳寺 聚光院の狩野派の作品を観てきていたり、
他にも個人蔵の歴史ある作品を観に行っていたり、していたんだなぁと。
私自身も、京都の旅で観てきた作品や景色を
其一さんが観てきていたと音声ガイドが解説してたので
ちょっと親近感も湧きました(笑)
昔の絵師から学ぶことは江戸後期の絵師も同じなんだなって、感激もしました。

会場パンフレットより

鈴木 其一(すずき きいつ)

鈴木 其一(1796~1858)
其一は、江戸時代後期の絵師。
江戸琳派の祖・酒井抱一(1761~1828)の高弟。
(子供のころから抱一に弟子入りしている)

硬質で野卑とも言うべき感覚を盛り込んだ其一の作品は、長く国内の評価が低迷し、
作品の流失と研究の立ち遅れを余儀なくされたという。
しかし、近年、琳派史上に異彩を放つ絵師として注目を集めつつある。

酒井抱一
…一世紀前の京都で活躍した尾形光琳(1658~1716)を世間に知らしめ、「江戸琳派」の祖となった人物。

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